「タクシー運転手って、実際どんな給料の仕組みなの?」
これからタクシー運転手になろうとしている人なら、一度は気になるところだと思います。
僕自身、タクシー運転手として働いて3年になりますが、最初から給料の仕組みを完全に理解していたわけではありません。
実際に働いてみると、タクシー運転手の給料は「固定給」というより、売上や歩合率などが大きく関係していることが分かりました。
しかも、ここが少しややこしいところで、タクシー会社によって給料の仕組みや条件は違います。
この記事では、現役タクシー運転手の僕が、実際に働いて感じていることを交えながら、タクシー運転手の給料についてできるだけ分かりやすく解説します。
これからタクシー運転手への転職を考えている人や、
「結局、どれくらい売上を作ればどれくらい給料になるの?」
と気になっている人の参考になればと思います。
タクシー運転手の給料は「売上」と「歩合」がポイント
タクシー会社によって細かい給料体系は違いますが、僕が実際に働いていて感じる大きなポイントは、
「自分がどれだけ売上を作ったか」
そして、
「その売上に対して、会社がどのくらいの割合を給料に反映するのか」
という部分です。
例えば、仮に税抜売上が50万円で、給料に反映される割合が50%だったとします。
単純化すると、
50万円 × 50% = 25万円
というイメージになります。
もちろん、実際の給与計算はこんなに単純ではありません。
会社によって歩合率や手当、控除などの条件が違うためです。
なので、
「歩合率が高い会社=必ず給料が高い」
とは限りません。
タクシー運転手の給料を考えるときは、歩合率だけを見るのではなく、
「その会社では、どういう条件で給料が決まるのか」
を見ることが大切です。
会社によって給料の仕組みは違う
同じタクシー運転手でも、会社によって給料の仕組みは違います。
ここは、これからタクシー運転手への転職を考えている人には、かなり重要なポイントだと思います。
僕が知っている範囲でも、会社によって売上に対する給料への反映率が違います。
A社はこのくらい。
B社はまた違う。
C社も違う。
というように、それぞれ条件が異なります。
そのため、
「タクシー運転手になれば月○万円稼げる」
という情報だけを見て判断するのは少し危険です。
大切なのは、
「その会社では、どういう仕組みで給料が決まるのか?」
という部分です。
求人を見るときも、単純に「月給○万円」という数字だけを見るのではなく、
・歩合率はどれくらいなのか
・最低保証はあるのか
・手当はどんなものがあるのか
・売上に対して給料がどう反映されるのか
・税金や社会保険などを引いた後はいくらくらいになるのか
などを確認しておくことをおすすめします。
特に僕自身が感じているのは、「欲しい手取り額」から逆算して考えることです。
例えば、
「毎月手取り30万円は欲しい」
と思った場合、
「じゃあ、どれくらい売上を作ればそこに届くのか?」
と考えて仕事を組み立てます。
税金や社会保険などで引かれる金額も考えると、額面だけで考えるよりも、少し余裕を持って売上目標を設定しておいた方が安心です。
僕自身も、毎月どれくらい収入が欲しいかを考えた上で、それに必要な売上を逆算して仕事をしています。
欲しい収入から「必要な売上」を逆算して考える
タクシー運転手として働くなら、
「今月はいくら欲しいか?」
から逆算して考えるのも大切だと思っています。
僕自身も、毎月なんとなく働いているわけではありません。
「これくらいの収入は欲しい」
という金額を考えて、
「じゃあ、そのためにはどれくらい売上を作ればいいのか?」
と逆算して仕事をしています。
例えば、月に30万円くらいの収入を目指すとしても、実際には税金や社会保険などが引かれます。
そのため、
「30万円欲しいから、30万円分だけ稼げばいい」
という考え方ではなく、引かれる金額もある程度考えて、余裕を持った売上目標を設定するようにしています。
そして、月の目標売上が決まったら、
「1勤務あたり、どれくらい売上を作ればいいのか」
まで落とし込んでいきます。
ここまで考えると、仕事中もかなり分かりやすくなります。
「今日はここまで売上を作りたい」
「今の時間帯なら、もう少し頑張らないといけない」
「今日は十分売上を作れたから、無理をしすぎなくてもいい」
というように、自分の仕事を数字で考えられるようになります。
もちろん、毎日同じように稼げるわけではありません。
天気や曜日、時間帯、人の動きなどによって売上は変わります。
だからこそ、1日単位だけではなく、月全体で考えることが大切だと僕は感じています。
タクシーの仕事は「今日は売上が低かった」で終わるのではなく、
「じゃあ明日どうするか?」
まで考えられる仕事でもあります。
タクシー運転手は「売上を作る仕事」でもある
タクシー運転手になって実際に働いてみると、ただ車を運転してお客様を目的地まで送るだけの仕事ではないと感じるようになりました。
実際のタクシー運転手の1日の仕事についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
もちろん、安全運転が一番大切です。
その上で、限られた勤務時間の中で、どうやって効率よく売上を作るかを考える必要があります。
僕の場合も、
「今日はどの時間帯を狙うか」
「どこを走るか」
「どのタイミングで休憩するか」
「配車をどう活用するか」
などを考えながら仕事をしています。
同じ時間働いていても、動き方によって売上が変わることがあります。
例えば、何も考えずに走り続けるよりも、人が動く時間帯や場所を意識した方が効率よくお客様を乗せられることがあります。
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
「今日は全然乗らないな……」
という日もあります。
逆に、思った以上に長距離のお客様が続いたり、配車がうまくつながったりして、かなり売上が伸びる日もあります。
この「日によって売上が変わる」という部分も、タクシー運転手の仕事の特徴だと思います。
だから僕は、1回の勤務だけを見て一喜一憂するのではなく、月全体で売上を見るようにしています。
そして最終的には、
「自分が欲しい収入を得るために、どれくらいの売上が必要なのか」
を意識して働く。
これが、タクシー運転手として収入を安定させていく上で大切だと感じています。
タクシー運転手は実際どれくらい稼げる?
「結局、タクシー運転手ってどれくらい稼げるの?」
これは、これからタクシー運転手になろうとしている人ならかなり気になるところだと思います。
正直に言うと、これは会社や地域、勤務日数、働き方によってかなり変わります。
なので、「タクシー運転手なら誰でも○万円稼げる」とは言えません。
僕自身は現在、タクシー運転手として3年ほど働いていて、年収はだいたい450〜500万円くらいの範囲です。
ただし、これはあくまで僕の場合です。
同じタクシー運転手でも、もっと稼いでいる人もいますし、逆にそこまで売上を作らない働き方をしている人もいます。
僕の場合は、家族との時間も大切にしたいので、
「とにかく売上だけを追い続ける」
という働き方をしたいわけではありません。
そのため、
「どれくらい収入が欲しいのか」
「そのためにはどれくらい売上が必要なのか」
「どこまで仕事に時間を使うのか」
この3つを考えながら働いています。
タクシー運転手は、頑張れば必ず同じ金額をもらえる仕事ではありません。
でも、自分の売上や働き方を意識することで、ある程度「今月はこのくらいを目指そう」と考えながら仕事ができるのは、この仕事の面白いところだと思っています。
だからこそ、求人に書かれている「月収○万円」という数字だけを見るのではなく、
「自分がその会社で働いた場合、実際にどれくらいの売上を作れば、その収入に届くのか」
まで考えてみることをおすすめします。
手取りを考えるなら「引かれる金額」まで考えておく
タクシー運転手の給料を考えるときに、僕が個人的に大事だと思っているのが「手取り」です。
求人などで「月収○万円」と書かれていても、それがそのまま自分の手元に残るわけではありません。
実際には、税金や社会保険料などが引かれます。
だから僕は、
「これくらいの手取りが欲しい」
と思ったら、そこから逆算するときに、引かれる金額も多めに見て考えるようにしています。
例えば、
「手取り30万円は欲しい」
と思った場合、
「30万円売上を作ればいい」
ということではありません。
まず、そこから税金や社会保険などを考えて、必要な総支給額をイメージします。
そして、その総支給額を得るためにはどれくらいの売上が必要なのかを考える。
さらに、それを1勤務あたりの目標売上に落とし込む。
このように、
「欲しい手取り」
↓
「必要な総支給額」
↓
「必要な売上」
↓
「1勤務あたりの目標」
という順番で考えるようにしています。
もちろん、税金や社会保険料は人によって違いますし、会社の給与計算によっても変わるので、ここで具体的な金額を断定することはできません。
ただ、最初から少し余裕を持って考えておくことで、
「思っていたより手取りが少なかった……」
ということを防ぎやすくなります。
タクシー運転手に限らず、収入を考えるときは「額面」だけではなく「実際に手元にいくら残るのか」を考えることが大切だと思います。
タクシー会社を選ぶときは「給料の数字」だけを見ない
ここまで読んで、
「じゃあ、タクシー運転手になるなら、給料が高い会社を選べばいいの?」
と思うかもしれません。
僕は、それだけではないと思っています。
もちろん給料は大切です。
でも、
・歩合率
・給与の計算方法
・最低保証
・手当
・賞与
・勤務時間
・休日
・配車の仕組み
・営業エリア
など、確認したいポイントは他にもあります。
例えば、求人に「月収○万円可能」と書いてあったとしても、
「その金額を実際に稼ぐには、どれくらいの売上が必要なのか?」
「どれくらいの勤務時間が必要なのか?」
「その会社では、売上がどのように給料へ反映されるのか?」
ここまで確認しないと、自分に合った会社なのか判断しにくいと思います。
僕自身も、実際に働いてみて「会社によってこんなに違うんだ」と感じる部分があります。
だから、これからタクシー運転手への転職を考えている人には、
「月給○万円!」
という数字だけではなく、
「その給料がどうやって決まるのか?」
を見ることをおすすめします。
転職を考えるなら、まずは求人を比較してみるのもあり
もし今、
「タクシー運転手に興味はあるけど、どんな会社があるのか分からない」
「今の会社より条件のいい会社があるのか知りたい」
と思っているなら、いきなり転職を決めるのではなく、まず求人を比較してみるのも一つの方法です。
実際に求人を見てみると、会社によって給料の仕組みや勤務条件が違うことが分かります。
僕なら、
「自分が欲しい手取りを実現できそうか?」
という視点で求人を見ると思います。
単純に一番給料が高そうな会社を選ぶのではなく、
「歩合率はどうなのか?」
「どんな勤務形態なのか?」
「自分の生活に合っているのか?」
「その売上を現実的に作れそうなのか?」
などを比較することが大切です。
転職は大きな決断なので、情報を集めてから判断する方が安心です。
「今すぐ転職する」と決めなくても、まず自分の条件に合う会社があるのか調べてみるだけでも、今後の選択肢が見えてくると思います。
タクシー運転手の給料は「いくら稼げるか」だけじゃない
ここまでタクシー運転手の給料について書いてきましたが、僕が実際に働いていて感じるのは、
「いくら稼げるか」
だけを考える仕事ではないということです。
もちろん、収入は大切です。
家族を支えていくためにも、お金は必要です。
でも、
「もっと稼ぎたいから、もっと長く働く」
だけでは、時間や体力とのバランスが難しくなることもあります。
僕自身は、家族との時間も大切にしたいと思っています。
だからこそ、
「自分はいくら欲しいのか?」
「そのためにはどれくらい売上が必要なのか?」
「その売上を作るために、どれくらいの時間を使うのか?」
ということを考えるようになりました。
収入だけを最大化するのではなく、
「自分が納得できる収入と時間のバランスをどう作るか」
という考え方も大切だと思っています。
タクシー運転手は、働き方によって収入も時間の使い方も変わってきます。
だからこそ、自分にとって「どんな働き方が理想なのか」を考えてみることも大切です。
まとめ|タクシー運転手は「売上から給料を逆算する」ことが大切
タクシー運転手の給料は、会社によって細かい仕組みが違います。
僕自身が働いていて感じるのは、
「いくら売上を作ったか」
だけではなく、
「その売上がどう給料に反映されるのか」
を理解することが大切だということです。
そして僕の場合は、
欲しい手取り
↓
必要な総支給額
↓
必要な売上
↓
1勤務あたりの目標
というように、逆算して考えるようにしています。
税金や社会保険などで引かれる金額も考えて、少し余裕を持って目標を設定しておく。
そうすることで、
「今月あとどれくらい売上が必要なのか」
が見えやすくなります。
これからタクシー運転手になる人は、求人に書かれている給料の数字だけを見るのではなく、
「その給料はどういう仕組みで決まるのか?」
「自分が欲しい手取りを得るには、どれくらい売上が必要なのか?」
まで考えてみてください。
タクシー運転手は会社によって条件も働き方も違います。
だからこそ、自分に合った会社や働き方を探すことが大切です。
僕自身もまだ勉強しながらですが、これからも現役タクシー運転手として、実際の売上や働き方、お金について発信していきます。
この記事が、これからタクシー運転手を目指す人や、転職を考えている人の参考になれば嬉しいです。


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